タイでの面白い事業運営(問題解決編)

手強いタイの文化と戦う日系企業の面白い体験をプログでご紹介します。生活・仕事の知恵作り,ストレス解消に役立てればと思います。

同じ人間、話せば分かる

 「同じ人間、話せば分かる。」、日本を出るとある部分正しく、ある部分正しくないというのが正解です。そして、正しくない領域の方が広く、以外は狭いというのが実態でしょう。
 彼らは、人の表情で全てを判断しています。前後関係、脈絡といったことは思考の対象としては薄いのです。目的達成のために頑張ろうというのが日本人の基本姿勢です。表情等どうでもいいことです。
 仮にクワエンジンというものがあるとします。これは恐怖を感知します。これに点火すると、言い訳はもとより、攻撃性にまで発展します。これに点火しては彼らの思考は全てとまります。それですめばまだ良いのですが凶暴性にまで発展することがあります。
 これに対処するには、挨拶です。元気ですか、ご飯は食べましたかこれを繰り返します。
まずは、恐怖感を取り除くことです。これが笑顔の本質です。
 話して分からないのは論理です。分解し、繰り返さなければなりません。本当に理解したかどうかを彼らの表情から読み取らなければなりません。
 理解出来ないと分かったら、それ以上難しい仕事を与えてはいけません。クワエンジンに点火することになります。

時間・納期の概念

 私も夏休みの宿題は、夏休みの終わりにやっていました。こちらで運転手に何時に何処というと、何処へ何時に出発すると解釈します。
 時間管理はフォワードで出来ています。バックワードはありません。ひとつ、ひとつ確実に行うという考え方にもとづいています。それとともに関係性への意識がないので複数のステップになると考えること自体が困難になって来ます。
1.納期
 納期は始める時間ではないことを繰り返す。
2.仕事の指示の固まり
 仕事の指示の単位を小さくする。
3.記録
 開始時間と終了時間を記録させる。日報を作る。
4.日報
 フォーマットは作らなければ、誰も書かないと考えるべきです。作ってあれば喜んで書くようになります。
5.モチベート
 喜びが続くように、フォローする。
6.参考
 ビールと餃子を同時に頼んで、同時に来る確立が低いとすれば、ビールを先ず呑みたいとするならばビールをオーダーし、届いたら餃子を頼めば順番は担保出来ます。

ベテラン教師になる

 仕事は強制しても出来ません。酒を呑みすぎてゲロを吐いた人間に、もっとゲロを吐けと言っているようなものです。吐きたくても出てこないのです。方法を理解してない人間に、やれやれと言っているのです。
 彼らの良さは素直であること、非常に怖がりなので御し易いということを先ず認識しなければなりません。これも無ければ、全て不可能です。
 彼らにないもの、考える能力、同時に複数を処理すること、記憶すること、目的を意識すること、時間軸、普通に接していては気が変になるはずです。
 ないものは、ないのです。
 仕事の手順をひとつひとつ作ります。この位分かるだろうは横着だと戒めねばなりません。これが問題の根源です。必ず異なる理解を招きます。美しい言葉で言えば業務手順書となりますが、中身は人間作りです。
 ひとつ出来たら、もうひとつと積み重ねます。意味を繰り返し確認します。そして全体の意味が役割がやっと見えてきます。少しでも見えれば全く新しい世界ですから懸命にやるのです。
 全体像から説明するのは、いけません。これは学問のある人間に対する教え方です。小学校でも「あいうえお」から習ったはずです。
これをこうして、こうすればこうなる。この時にこれをこうしての中に頭の中でサブシステムが動いていませんか、日本人はこれを常識として割合してしまいます。ここが大事です忘れずに埋め込みましょう。
 足し算・引き算まで進めば、大抵のことは出来るはずです。
 思考能力・思考スピードの点で大きな差がある前提で、仕事の仕組を作りましょう。

明るいこと、ビジョンが体から滲み出ていること

 明るい将来を体で表現すること、仕事の困難を顔に出さないこと
難しい顔をして何かにチャレンジするよりも、明るく颯爽とチャレンジする方が下位者には安心感を与え深い意味はなくても追随出来るということになります。
 子供たちに明るい未来はこの意味です。
仕事の議論の前に、明るい未来を提示すること、出来る否かは問題ではない。動く組織を作る上での前提です。技術的或いはマーケティングの高度なことよりも先ずはイメージ作りが重要で、著しい困難が先に見えてしまえば成熟していない人間は逃げることを考えます。
 大きなギャップを見せるのは子供には苦痛でしかないし、ここの作業自体で十分難しいのです。ここを乗り越えれば未来があると思わせなければ単純労働さえ忌避させることになるのです。
 何故こんな簡単なことが出来ないと嘆く前に、簡単なことが出来るようになるのにどうすれば良いかを考えねばなりません。

原点に帰って考える

 異なる環境は、異なる文化を作る。これを無視してビジネスは成立しない。敵を知り己を知り対策を立てなければならない。
 前述した価値観・環境から、表面に露出して感じるのは速度の遅さ、回転の遅さ等である。ここを深く分析しなければ、露出した部分への失望のみである。
 我々の環境は速度の追求のみで疲弊している部分があり、これに失望を掛け合わせると絶望になってしまう。
 深く考えることは望めないが、素直に懸命に働くことは出来る。弱点を彼らは知っている、よって弱点を補強してあげることを喜ぶ、子供に接するように教え育てるのが肝要である。尊大に振舞う位が妥当なのである。
 他人への気配りの世界では、不遜と思える程度が良い。遠慮は彼らからは自身の無さに見える。不遜な優しさを演じなければならない。気配りは、この世界では弱点に過ぎない。彼らにも遠慮の世界はあるが、質的に異なるものである。上位者には忠実でなければならないという原則であって、他者を思いやるものとは本質的に異なる。
 彼らが重要視しているのは、宗教観・家族である。我々が失ってしまったものかもしれない。世界観の違いである。上位者への奴隷と仕事の奴隷といってもいいかも知れない。
 上位者は儲けることを考えればいいのである。下位者は、それに追随するだけである。
 従って儲けられる経営者は尊敬される。それ以上何もない。儲けるには下位者を意のままに動かすことも重要になる。彼らの属性は変えられない、同じではない。仕組を教え、少しづつ考えることを教える。時間が掛かってもこれが出来れば百戦すとも危うからずである。

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